「合意なきBREXIT」とは何なのか?
BREXITの経緯と課題(1)合意なきBREXITの悪夢
今、BREXIT(ブレグジット)をめぐる政治が佳境である。世界中がこの歴史的出来事について注目している。BREXITはどのような経緯を経てきたのか。論争しているポイントは何か。EU離脱するとなると、どのような問題が生じるのだろうか。今回はまず、BREXITを決定した国民投票がなぜ起きたかを考える。(全8話中第1話)
BREXITの経緯と課題(1)合意なきBREXITの悪夢
今、BREXIT(ブレグジット)をめぐる政治が佳境である。世界中がこの歴史的出来事について注目している。BREXITはどのような経緯を経てきたのか。論争しているポイントは何か。EU離脱するとなると、どのような問題が生じるのだろうか。今回はまず、BREXITを決定した国民投票がなぜ起きたかを考える。(全8話中第1話)
BREXITの経緯と課題(2)離脱派の攻勢とメイ首相の登場
イギリスでは、2015年の総選挙で大勝した保守党が国民投票を前倒しして行った。そこでジョンソン氏やゴーヴ氏らのキャンペーンによってEU離脱派が勝利すると、キャメロン首相は辞任。新たに首相に就任したのはテリーザ・メイという女性だった。彼女は一体どんな人物なのか。(全8話中第2話)
BREXITの経緯と課題(3)保守党の敗北と離脱の条件
2017年3月にEUに離脱を通告したのち、メイ首相は総選挙に打って出た。しかし保守党は予想外の敗北を喫し、政治状況は困難になる。そんな中、EUとの交渉で離脱の条件は3つに絞られた。その内容とは。(全8話中第3話)
BREXITの経緯と課題(4)通商協議とアイルランド国境問題
EU離脱が2019年3月の期限に間に合いそうにないことから、1年9カ月の移行期間の延長が暫定合意された。イギリスも本格的な協議に入ったが、EUとの主張は平行線をたどる。さらに、メイ政権は閣外与党の民主統一党との間で対立が生じているという。それは北アイルランド国境問題である。(全8話中第4話)
BREXITの経緯と課題(5)チェッカーズプラン
2018年7月にメイ政権は「チェッカーズプラン」と呼ばれる、BREXITの基本方針を提示した。だがこれに対して、EUは手厳しく批判した。ではチェッカーズプランとはどのようなものなのか。それがもとで閣僚の辞任騒動に発展した経緯とともに解説する。(全8話中第5話)
BREXITの経緯と課題(6)EU首脳会議における膠着
2018年10月に行われたEU首脳会議について解説する。北アイルランドの国境問題をめぐって、解決案をイギリスが見つけられなければ、北アイルランドのみ関税同盟に残す案が浮上するも、メイ首相や強硬離脱派はこれに反発している。(全8話中第6話)
BREXITの経緯と課題(7)合意なき離脱の経済損失
合意なき離脱は、大きな経済損失をイギリスに与えることは間違いない。2018年11月にメイ首相は新たな大部の協定案を提示するが、これに強硬離脱派は反発し、ラーブ離脱担当相は辞任した。いよいよ議論は混迷を深める。(全8話中第7話)
BREXITの経緯と課題(8)今後の展望とBREXITの意味
BREXITをどのように考えればいいのか。島田晴雄氏は「国民投票は最悪の政治判断だった」と話すが、その底流には世界で今起きている大きな構造変化があるという。シリーズ最終話は、合意なき離脱後の経済的打撃とともにBREXITの意味について論じる。(全8話中第8話)
2019年4月BREXITの状況とその行方
メイ首相はBREXIT(ブレグジット)において「民主主義を守るために国民投票結果を尊重する」とかたくなだが、イギリス議会は離脱派と残留派が対立したまま混迷を極めている。この問題は一体どうなるのか。島田晴雄氏が、2019年4月12日のEU臨時首脳会議直前のタイミングで、ブレグジットの経緯と現状、その行方について解説する。(2019年4月10日開催島田塾第167回勉強会より)