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清宮克幸の「監督術」(1)現有戦力を財産とする
2015年2月28日、ラグビー日本選手権決勝に勝利したヤマハ発動機ジュビロは、悲願の優勝を手にした。本社の業績不振による支援の縮小、トップリーグ降格の危機のさなかに、チームの監督に就任したのが清宮克幸氏。早稲田大学、サントリーで黄金時代を築いた勝負師に、4年で「日本一」を達成した、その「監督術」を伺った。シリーズ第1回目の今回は、どん底からの出発がテーマだ。
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 副会長
清宮克幸の「監督術」(1)現有戦力を財産とする
2015年2月28日、ラグビー日本選手権決勝に勝利したヤマハ発動機ジュビロは、悲願の優勝を手にした。本社の業績不振による支援の縮小、トップリーグ降格の危機のさなかに、チームの監督に就任したのが清宮克幸氏。早稲田大学、サントリーで黄金時代を築いた勝負師に、4年で「日本一」を達成した、その「監督術」を伺った。シリーズ第1回目の今回は、どん底からの出発がテーマだ。
清宮克幸の「監督術」(2)突き抜けたものをつくる
頂点に立つために必要なのは、どんな世界でも「他に真似のできない」「何か突き抜けた」オンリーワンの強みである。そのための一つに「スクラム」を選んだヤマハ発動機ジュビロ監督・清宮克幸氏は、スクラムを組むためだけにフランスに遠征するという前代未聞の取り組みを実施する。ヤマハを4年間で日本一に押し上げた清宮氏による「監督術」シリーズ第2回。
清宮克幸の「監督術」(3)ベースからスタイルをつくる
清宮克幸氏が監督に就任してから4年、悲願の「日本一」を手にしたヤマハ発動機ジュビロ。いま振り返ると、最初の2年間は個人個人のフィジカルとメンタルを鍛え上げる「ベース」づくりが続き、ヤマハならではの「スタイル」を求めることに集中したのは、その後の2年だったという。清宮氏による「監督術」シリーズ第3回。
清宮克幸の「監督術」(4)敗北の教訓を活かす
4年前まで2部との入替戦を行っていたヤマハ発動機ジュビロを監督として日本選手権優勝に導いた清宮克幸氏。優勝の要因は、ある試合に敗北したことにあったという。就任時のエピソードを交えながら、清宮氏にその要因について聞いた。清宮氏による「監督術」シリーズ第4回。
清宮克幸の「監督術」(5)選手たちを染めていく
ヤマハ発動機ジュビロを日本選手権優勝に導いた清宮克幸氏に、今後目指すヤマハスタイルについて聞いてみた。キーワードは「染める」だ。監督は選手の意識をどう染めていこうとしているのか。清宮氏による「監督術」シリーズ第5回。
清宮克幸の「監督術」(6)伝える力でチームを変える
早稲田大学ラグビー部でも、ヤマハ発動機ジュビロでも、監督としてチームをどん底から頂点に導いた清宮克幸氏。この一年でその指導の仕方は大きく変わったという。選手やコーチという人材を生かしてチームを育てる。そのために清宮氏が監督として心掛けたこととは。清宮氏による「監督術」シリーズ第6回。
清宮克幸の「監督術」(7)戦うための体をつくる
ヤマハ発動機ジュビロ監督・清宮克幸氏は、かつて指揮を執った早稲田大学を帝京大学に匹敵する強いチームに育てるには栄養管理が必要だと断言する。そのための資金調達として「納豆寄金」というユニークな発想を語る清宮氏だが、果たして氏が考える「戦うための体つくり」とは。清宮氏による「監督術」シリーズ第7回。
清宮克幸の「監督術」(8)印象深い「場」をつくる
ヤマハ発動機ジュビロ監督・清宮克幸氏は、選手にとって重要な要素として「場」の力を挙げている。選手たちの目標となる場を用意するため、会社に大きなプロジェクトを提案した清宮氏。人に力を与える場のあり方を通して語る監督術は、リーダー論としても必見! 清宮氏による「監督術」シリーズ第8回(最終話)。