野田佳彦

衆議院議員/第95代内閣総理大臣

プロフィール

昭和32年
千葉県船橋市生まれ 
船橋市立薬円台小学校、二宮中学校、千葉県立船橋高校を経て、早稲田大学政経学部卒業

昭和55年
(財)松下政経塾入塾

昭和62年
千葉県議会議員初当選

平成3年
県議2期目当選

平成5年
衆議院議員初当選

平成12年
衆議院議員2期目当選

平成13年
民主党「次の内閣」行革担当大臣

平成14
年民主党代表選挙に立候補
民主党国会対策委員長

平成15年
衆議院議員3期目当選

平成16年
民主党「次の内閣」財務大臣

平成17年
衆議院議員4期目当選

平成18年
民主党国民運動委員長

平成19年
民主党広報委員長

平成21年
衆議院懲罰委員長
民主党幹事長代理
衆議院議員5期目当選
財務副大臣

平成22年
財務大臣

平成23年
第95代内閣総理大臣

平成24年
衆議院議員6期目当選 民主党最高顧問

平成28年
民進党最高顧問

講義一覧


少子化は「静かなる有事」…異次元対策だけでは足りない

総理として実感した国家経営の要諦(7)難しい増税判断…未来をどうする

早稲田大学政治経済学部での講義の後、学生たちの質問に野田元総理が答えていく「質疑応答編」の後編。「立憲民主党が次の選挙で政権を取ったとして、日本経済の長期的目標としてどこを目指していくのか」といったことから、アベノミクスの反省、成長戦略と規制改革、増税についての判断、少子化対策、外交のあり方など、氏ならではの持論を展開する。(全7話中第7話)


不幸は私のせい?大臣と総理とでは見える風景が全然違う

総理として実感した国家経営の要諦(6)総理になって見えてきた風景

早稲田大学政治経済学部での講義を終え、講義を聴いた学生たちからの質問に答えていく「質疑応答」編。その前編では、「今後、日本が国際平和のために果たすべき役割」「総理になって見えてきた風景と中国の印象」「若者の政治参加と世襲問題と被選挙権の改革」などについて、野田元総理が率直に答えていく。総理になると、国会議員だったときや大臣を務めていたときと比べても、見えてくる風景がまったく変わるという。果たして、どのようなことか。また、中国の指導者の姿にどのような感想を抱いたのか……。(全7話中第6話)


お宝の海を守れ――領土・領海の維持管理は国家経営の基本

総理として実感した国家経営の要諦(5)領土・領海の維持と皇室への想い

国家経営の基本として野田氏がさらに挙げたのは、「領土・領海の維持管理」である。日本は決して大きな国ではないが、日本の管理できる排他的経済水域の面積は国土面積の12倍になる。そして、日本の領海はお宝の海だとして、その維持管理の重要性を強調する。最後に、「皇室を大切にする」ことの重要性を挙げる野田氏。総理在任中の体験も交えながら語る。(全7話中第5話)


日米関係修復への秘策!? チョコレートクッキーで信頼構築

総理として実感した国家経営の要諦(4)首脳外交と日米関係

「外交はトップの仕事で、首脳外交はものすごく比重が大きい」と語る野田氏。総理大臣はおびただしい数の国際会議や会談にのぞむ。さらに野田氏が総理大臣になったのは、日米関係が大きく棄損していた頃だった。その修復に向けてどのように対応していったのか。オバマ大統領との関係構築に尽力した当時のエピソードと合わせてお話しいただく。(全7話中第4話)


人生前半の支援を手厚く!社会保障と税の一体改革の真髄とは

総理として実感した国家経営の要諦(3)財源の話を先送りしない

「財源なくして政策なし」という方針のもと、国家経営の基本として2番目に重きを置いたのは、財源の話を先送りしないことだったという野田氏。超高齢社会に突入し財政難を抱える日本だが、歳入の減少と歳出の増加という、いわゆる「ワニの口」状態の日本財政とどう向き合ったのか。先送りをしない政治を基本とした野田氏が「税と社会保障の一体改革」を掲げた背景、その想いについて語る。(全7話中第3話)


総理大臣の一番大事な仕事は危機管理、不在時はどうなる?

総理として実感した国家経営の要諦(2)危機管理体制を作る

国家経営の基本として、国のリーダーの最も大切な仕事の一番目に「危機管理(クライシス・マネジメント)」を挙げる野田氏。危機管理を的確・適切に行うために重要なことは、公邸に住むことだという。現在、公邸は総理官邸の近くにあるため、大事な情報が集まる官邸までいち早く行くことができるからだ。では総理が外遊などで不在の場合はどうすればいいのか。その際のキーマンとなる官房長官や危機管理監の役割とともに、危機管理について語る。(全7話中第2話)


政治は命がけ、実はジャーナリスト志望だった元総理の転機

総理として実感した国家経営の要諦(1)なぜ政治家を志したか

2011年から2012年の間、第95代内閣総理大臣として国家経営の重責を担った野田佳彦氏。実はジャーナリスト志望だったという。しかし、早稲田大学を卒業後、一転、松下政経塾へ入塾することになるのだが、いったい何が転機になったのか。第1話では、日本のトップとして意識し、感じたことを話すイントロとして、野田氏がなぜ政治家を志したのかについて、その経緯と思いを語る。(全7話中第1話)


中選挙区制は陸上や水泳、小選挙区制は格闘技

Q.中選挙区制と小選挙区制での違いはなにか 小選挙区は文化が違うものを日本に植えつけたのではないか

中選挙区制と小選挙区制、両方の選挙を経験したものとして、二つの選挙制度について語る。





万人が納得して物事を進めることはできない

Q.社会保障と税の一体改革のために民主党を敵に回した なぜそれができたのか

民主党内を敵に回しても取り組んできた「税と社会保障の一体改革」。野田佳彦が当時の想いをふりかえる。




日本が学ぶべきは20世紀初頭における日英同盟の歴史

日米同盟の重要性を考える

国家経営のマネジメントとして、日米同盟は外交安全保障の基軸となる大事なテーマ。なぜ日米同盟が重要なのか。民主党政権時代に行った米国との信頼関係作りに焦点を当てながら、21世紀の日米関係について考える。


政権運営とは坂道で雪だるまを押し上げていくようなもの

霞が関と力を合わせて~本当の政治主導と政権運営で大切なこと~

リーマンショック直後、財務副大臣、財務大臣として、財務省の人たちとともに厳しい予算編成を進めてきた野田佳彦氏。国難の中での霞が関での経験が、その後の政権運営に如何なる影響を及ぼしていったのか。そして本当の政治主導とは如何にあるべきかを語る。



「田園都市構想」は現在につながる素晴らしいビジョン

「穏健保守」とは~大平正芳先生に学ぶ~

保守を標榜する野田佳彦元総理が目指すのは「穏健保守」。しかし、いま「陰険保守」の傾向が強まっているのではないかと、危惧する野田氏。その胸中とともに、かつての「穏健保守」・大平正芳元総理について語る。


街頭に立ち続けて25年以上、国民の関心を肌で感じる

政治家としての信念と財産

野田佳彦氏には、29歳で初めて県会議員になったときから大事に続けてきたことがあった。そこに込められた政治家としての想いとは。さらに総理経験を経て感じたことなど、野田氏に聞いてみた。




先送りされてきた最たるものが「社会保障と税の一体改革」

社会保障と税の一体改革(1)時代の変化と法案作成理由

野田佳彦前総理が推し進めた「社会保障と税の一体改革」は、アベノミクスのベースとなり、4月の消費税アップへとつながっていった。なぜ野田政権は当時、消費税増税というリスクある政策を掲げたのか。「社会保障と税の一体改革」の意義と経緯について野田氏が語る講演部分の前編。(2014年6月7日開催「第10回ラウンドテーブル・ジャパン」昼食セッション基調講演より、全3話中第1話目)


格差拡大に歯止めがかかっているのは社会保障があるから

社会保障と税の一体改革(2)2段階目の消費税引き上げと格差問題

「社会保障と税の一体改革」に関する野田佳彦前総理の講演の後編。「社会保障と税の一体改革」にとって最大の意味を持つ2段階目の消費税引き上げ。来年10月に控え、年内の決断を迫られる安倍政権に対して、野田氏がその想いを語っていく。さらに現在最大のグローバルリスクと考える格差の問題についても言及する。(2014年6月7日開催「第10回ラウンドテーブル・ジャパン」昼食セッション基調講演より、全3話中第2話目)


「ボールを離さないと日本がつぶれる」と感じて解散を決意

社会保障と税の一体改革(3)質疑応答

「社会保障と税の一体改革」に関する講演を終えた野田佳彦氏への質問は三つ。民主党の存在価値、安倍政権、そして2年前の党首会談で解散と決めたときの気持ちについて。それぞれ野田氏が真摯に答えていく。(2014年6月7日開催「第10回ラウンドテーブル・ジャパン」昼食セッション基調講演より、全3話中第3話目)


「代表なくして課税なし」? 使い方に違和感

野田前総理が語る今回の選挙と安倍政権(1)大義なき解散とポピュリズム

民主党・野田前総理は、第二次安倍政権は「ポピュリズム」で、「卑怯で、残念だ」と言う。そして、今回の解散に大義はないと語る。一体何がどのようになぜ問題なのか。野田前総理が今回の選挙と安倍政権を語る・第1回。


「何のため解散」? 「身勝手解散」?

野田前総理が語る今回の選挙と安倍政権(2)国益よりも延命の内閣

安倍政権の運営、そして今回の解散も「矛盾だらけ」だと野田前総理は言う。一体何がどのように矛盾しているのか。矛盾の目的と理由は何なのか。野田前総理が今回の選挙と安倍政権を語る・第2回。


消費増税への態度で見習うべきはかつての保守本流の人たち

野田前総理が語る今回の選挙と安倍政権(3)アベノミクスの危険性と民主党の変化

「初めから、アベノミクスは危険だと思っていた」と野田前総理は語る。最近、その意見にようやく耳を傾けてもらえることが増えてきたという。どの点がなぜ危険なのか。また、民主党はどのように成長したのか。野田前総理が今回の選挙と安倍政権を語る・第3回。