蒲島郁夫

元熊本県知事

プロフィール

[生年月日]
昭和22年(1947)1月28日

[最終学歴]
昭和54年(1979)ハーバード大学大学院(政治経済学博士号)

<略歴>
昭和40年(1965) 県立鹿本高校卒業後、地元農協に勤務
昭和43年(1968) 農業研修生として渡米
昭和49年(1974) 米国ネブラスカ大学農学部卒業
昭和54年(1979) ハーバード大学大学院修了(政治経済学博士)
平成 9年(1997) 筑波大学教授を経て東京大学法学部教授に就任
平成20年(2008) 熊本県知事(1期)
平成24年(2012) 熊本県知事(2期)
令和6年(2024) 熊本県知事 任期満了退任

<主な著書>
「イデオロギー」(東京大学出版会)
「政治参加」(東京大学出版会)
「戦後政治の軌跡」(岩波書店)
「政権交代と有権者の態度変容」(木鐸社)
「逆境の中にこそ夢がある」(講談社)
「Changing Politics in Japan」(コーネル大学出版会)
「私がくまモンの上司です」(祥伝社)

<趣味>
読書、球磨焼酎

<好きな言葉>
人生は夢

講義一覧


農協を経て片道切符で再度の渡米。大学入試は側面突破

人生の可能性~学者知事が語る(1)誕生から結婚まで

くまモンで大ブレイクの熊本県には、もう一つの名物がある。異色の学者知事、蒲島郁夫氏だ。おちこぼれ学生から一転、熊本県知事に登りつめた彼のモットーは「逆境の中にこそ夢がある」。そんな蒲島氏が自らの「人生の可能性」を追求してきた道筋を二回に分けてお届けする。(前編)


ハーバードで学んだ政治学理論を実践すべく知事選出馬

人生の可能性~学者知事が語る(2)ハーバードから熊本県知事へ

大学卒業まで農学一筋だった蒲島郁夫氏が、政治学専攻へと28歳で下した決断は、その後の人生を大きく変えていく。家族を支えるプレッシャーと大きな夢を両手に邁進する蒲島青年。さらに学者から政治家への転機はいかに訪れたか。熊本県知事が自ら語る「人生の可能性」追求ストーリー第二弾。(後編)


規制中心の行政から県民総幸福量の最大化を目指す行政へ

蒲島県政(1)決断の政治

熊本県知事・蒲島郁夫氏が、「熊本県政」ではなく自らの名前を冠して「蒲島県政」と呼ぶには訳がある。そこにはリーダーシップのあり方を追究し実践する、知事としての覚悟が込められているからだ。蒲島県政の「決断の政治」「対応の政治」「目標の政治」を語るその第一弾!(全3話中第1話目)


災害や感染症など想定外の事態に問われる「対応の政治」

蒲島県政(2)対応の政治

 想像外の出来事が起こる災害その他の有事は、「対応の政治」におけるリーダーシップのあり方を問われる非常に重要な場面だ。熊本広域大水害、そして鳥インフルエンザと立て続けに難局に直面した熊本県知事・蒲島郁夫氏が示した「対応の政治」の原則とは?「決断の政治」に続く蒲島氏の政治哲学実践講義第二弾。(全3話中第2話目)


くまモンがもたらした経済的豊かさ・誇り・安全安心・夢

蒲島県政(3)目標の政治とくまモンの政治経済学

蒲島県政が目指す「目標の政治」を一言で表現すれば「県民総幸福量の最大化」だ。その施策の核となっているのが、熊本県営業部長・くまモンだが、そこには単なるキャラクターを超え、政策としてとらえたくまモンの姿があった! 蒲島郁夫・熊本県知事がリーダーシップのあり方を語るシリーズ最終話。(全3話中第3話目)