バラバラ事件!? 検査項目をバラバラに見てはいけない
健診結果から考える健康管理・新5カ条(2)健診結果はダルマ落としでアプローチ
血管障害は突然起こるものではなく、長年のわずかな異常の積み重ねによって引き起こされる。健診結果の数値をバラバラに捉えることを避け、毎年の進行具合を段階的に理解して、その変化を根本的な要因からアプローチすることが病気予防の鍵となる。健診結果の見方として「ダルマ落とし」と名づけられた方法について解説する。(全7話中第2話)
大阪大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 特任准教授
健診結果から考える健康管理・新5カ条(2)健診結果はダルマ落としでアプローチ
血管障害は突然起こるものではなく、長年のわずかな異常の積み重ねによって引き起こされる。健診結果の数値をバラバラに捉えることを避け、毎年の進行具合を段階的に理解して、その変化を根本的な要因からアプローチすることが病気予防の鍵となる。健診結果の見方として「ダルマ落とし」と名づけられた方法について解説する。(全7話中第2話)
健診結果から考える健康管理・新5カ条(1)血管をより長く守ることが重要な時代
健康診断の結果を現在の「病気の有無」だけに注目するのは、健康管理において不十分である。大事なことは、糖尿病、認知症、脳卒中、心筋梗塞など重篤な病気につながる共通点に着目していくこと。キーワードは「血管」である。いったいどういうことなのか。将来の病気を防ぐため「血管をより長く守る」に重点を置いた、新しい健康管理の考え方を学ぶ。(全7話中第1話)