橋本周司

早稲田大学 名誉教授 工学博士

プロフィール

1948年生まれ。1970年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。同大学院理工学研究科を経て、1977年早稲田大学工学博士。東邦大学講師、助教授、早稲田大学助教授を経て、1993年より早稲田大学理工学部教授(組織改編により、2004年より理工学術院教授)。2006年より2010年まで理工学術院長。2013年より2014年まで早稲田大学副総長。

2000年4月より2010年3月まで早稲田大学ヒューマノイド研究所所長。確率過程の応用、画像処理、ロボティクス、音楽情報処理、などの研究を通して、人間共存ロボット、メタアルゴリズム、感性情報処理、ヒューマンインタフェースに興味を持つ。

IEEE 東京支部Chapter Promotion Committee委員長、日本顔学会理事、日本AS-i協会会長。電子通信情報学会、情報処理学会、日本バーチャルリアリティ学会、ヒューマンインタフェース学会、計測自動制御学会、日本ロボット学会、画像電子学会、西日本歯科矯正学会などの会員。

2019年には、実物大18mの巨大なガンダムを動かすプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE (GGC)」のリーダーとして、プロジェクトを牽引。2020年12月19日に横浜ガンダムファクトリーに姿を現した動くガンダムは、2024年3月31日まで絶賛公開中。

講義一覧


アシモフの「ロボット三原則」では無理!? ロボット研究の今

「動くガンダム」に学ぶロボット工学と未来(5)脱人間中心主義のロボット研究

アシモフの「ロボット三原則」の考え方がある。それは完全に人間中心的な考え方だが、その考え方で進めている限り、大したことはできないと橋本氏は言う。ではどうすればいいか。 AIが急速に発展する状況の中、“固定観念にとらわれないロボット研究について、化学反応で動くロボット”の実験例を見ながら考える。(2024年2月18日開催「大人の学びフェス」講演〈「動くガンダム」から考えるロボット工学と未来〉より、全6話中第5話)
※本講義は期間限定配信となっております。(~2025年11月26日まで)


心を持ったロボットはつくれるのか?必要なのは心の種

「動くガンダム」に学ぶロボット工学と未来(4)ヒト型ロボットと人間の研究

ガンダムはヒト型ロボットだが、ヒト型ロボットをつくることは、人間がいかにうまくできているか、つまり人間を研究することであるという。では人間のように心を持ったロボットをつくることはできるのか。そこで問題になるのが、ロボットには大事な、ある“心(感情)”がないことだという橋本氏は言う。それはなにか。ロボットと人間の境界をめぐる疑問について多角的に考えていく。(2024年2月18日開催「大人の学びフェス」講演〈「動くガンダム」から考えるロボット工学と未来〉より、全6話中第4話)
※本講義は期間限定配信となっております。(~2025年11月26日まで)


30センチの「動くガンプラ」製作で分かった工学の楽しさ

「動くガンダム」に学ぶロボット工学と未来(3)エンジニアリングのすすめ

「動くガンダム」開発の傍ら、「動くガンプラ(ガンダムのプラモデル)」づくりにも勤しんだ橋本氏。その実践からは、とにかくやってみる、すなわち実際に手を動かし、試行錯誤してものづくりを進めていくという“工学の楽しさ”が伝わってくる。氏の話から、夢や目的を定め、失敗すらも楽しむエンジニアリングの意義を学びたい。(2024年2月18日開催「大人の学びフェス」講演〈「動くガンダム」から考えるロボット工学と未来〉より、全6話中第3話)
※本講義は期間限定配信となっております。(~2025年11月26日まで)


実物大のガンダムを動かせ!困難を乗り越えて夢の実現へ

「動くガンダム」に学ぶロボット工学と未来(2)「動くガンダム」で新たな夢の実現へ

人々が夢見てきた技術は現在、その多くが実現されてしまった。そんな技術開発に夢を持ちづらい時代だからこそ、「動くガンダム」の実現によって次の夢の叩き台をつくることが必要なのである。大事なのは夢をいかに高く掲げるか。そのための動くガンダム開発において感じたこと、体験した困難を振り返る。(2024年2月18日開催「大人の学びフェス」講演〈「動くガンダム」から考えるロボット工学と未来〉より、全6話中第2話)
※本講義は期間限定配信となっております。(~2025年11月26日まで)


18メートルの「動くガンダム」、感動を創造する開発秘話

「動くガンダム」に学ぶロボット工学と未来(1)感動を創造する「動くガンダム」

全高18メートルの巨大な「動くガンダム」――その開発プロジェクトであるGGC(GUNDAM GLOBAL CHALLENGE)のリーダーのひとりを務めた橋本周司氏は、いかにしてこのプロジェクトを引き受け、構想したのか。プロジェクトの根幹にある「感動を創造する」という理念を中心に、「動くガンダム」開発の端緒を、モデルの市川紗椰氏によるナビゲーションのもとで振り返る。(2024年2月18日開催「大人の学びフェス」講演〈「動くガンダム」から考えるロボット工学と未来〉より、全6話中第1話)
※本講義は期間限定配信となっております。(~2025年11月26日まで)