堀口茉純

歴史作家/江戸風俗研究家

プロフィール

東京都足立区生まれ。明治大学在学中に文学座付属演劇研究所で演技の勉強を始め、卒業後、女優として舞台やテレビドラマに多数出演。一方、2008年に江戸文化歴史検定一級を最年少で取得すると、「江戸に詳しすぎるタレント=お江戸ル」として注目を集めた。2011年には『TOKUGAWA15~徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本~』(草思社)で作家デビュー。同年、YouTubeチャンネル『ほーりーとお江戸、いいね!』を開設し、歴史系ユーチューバーの草分けとして活躍。また、浮世絵に造詣が深く展覧会のナビゲーターやイヤホンガイドを務めることも多い。国際浮世絵学会の会員資格も取得。歴史の面白さ、江戸の魅力、日本の伝統文化の素晴らしさを発信し続けている。

レギュラー番組はNHKラジオ第一『DJ日本史』、TOKYOMX『ぐるり東京江戸散歩』。著書に、『TOKUGAWA15~徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本~』(草思社)、『UKIYOE17~江戸っ子を熱狂させたスター絵師たち~』(中経出版)、『EDO100;フカヨミ!広重『名所江戸百景』(小学館)、『新選組グラフィティ1834-1868』(実業之日本社)、『江戸はスゴイ』(PHP新書)、『吉原はスゴイ』(PHP新書)、『歌舞伎はスゴイ』(PHP新書)、『胸キュン?!日本史』(集英社)、『徳川家松平家の51人』(PHP新書)など多数。
【公式ホームぺージ】
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【YouTube】
ほーりーとお江戸、いいね!
https://www.youtube.com/@ilikeedo

講義一覧


遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性

『江戸名所図会』で歩く東京~吉原(1)「苦界」とは異なる江戸時代の吉原

『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の人々の暮らしぶりをひもとく本シリーズ。今回は、遊郭として名高い吉原を取り上げる。遊女の過酷さがクローズアップされがちな吉原だが、江戸時代の吉原には違う一面もあったようだ。政府公認の遊郭として人々の生活を彩った吉原の実態を、『江戸名所図会』や浮世絵から学んでいこう。(全2話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


相撲から供養まで「聖俗表裏一体」な両国回向院の歴史

『江戸名所図会』で歩く東京~両国(3)回向院を訪ねる

両国といえば相撲だが、その歴史は江戸時代に建てられた回向院での「勧進相撲」にまで遡る。大火の犠牲になった無縁仏から、馬や猫といったあらゆる生き物の供養を担った回向院は、有名寺院の出開帳の場として活況を呈した。実際に両国橋や回向院をロケで訪ね、江戸時代から移ろう現在の姿を観察する。(全3話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


花火の掛け声「たまや~」の由来…浮世絵と隅田川の歴史

『江戸名所図会』で歩く東京~両国(2)江戸時代の隅田川と花火

両国橋が架けられた隅田川。隅田川といえば花火大会が有名だが、それは江戸時代から人々に愛された行事だった。隅田川で花火が打ち上げられるようになった経緯や伝承、いまの花火との違いを知り、江戸時代の隅田川の姿に思いを巡らせよう。(全3話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


葛飾北斎も描いた、江戸随一の遊び場「両国」の風景

『江戸名所図会』で歩く東京~両国(1)繁華街として栄えた両国

江戸時代後期に書かれた地誌『江戸名所図会』(えどめいしょずえ)を見ていくと、江戸時代の街の様子や人々の暮らしぶりを知ることができる。今回は、繁華街として栄えた「江戸の遊び場」を解説する。まずスポットを当てるのは、橋の建設をきっかけに発展した両国だ。(全3話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


江戸時代の新宿…水辺の景勝地としての名残、熊野神社

『江戸名所図会』で歩く東京~上水と十二社(2)水辺の観光地としての新宿

世界でも有数の上水道が整備されていた江戸の街。とくに新宿エリアには、玉川上水のみならず、神田上水も流れていたが、そこは牧歌的な観光地としても人気を集めていた。『江戸名所図会』をひもときながら実際に新宿十二社 熊野神社に足を運び、自然に恵まれ、魅力的な水辺としてレジャースポットとなっていた新宿の一面を解説する。(全2話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


玉川上水の歴史…約8カ月で完成?玉川兄弟の功績とは

『江戸名所図会』で歩く東京~上水と十二社(1)「水の都」江戸の上水道

都市を繁栄させるためには水道の整備が不可欠だが、江戸は世界でも有数の水道網が張り巡らされた都市だった。『江戸名所図会』に描かれた玉川上水を中心に、「水の都」としての一面を持った江戸の上水道について深掘りしていく。(全2話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(2)「夜の街」新宿の原点

歌舞伎町を筆頭に、東京でも有数の繁華街を持つ新宿だが、その礎は江戸時代の内藤新宿にあった。遊女が働く飯盛旅籠(めしもりはたご)によって、安価に遊興できる庶民の「夜の街」として栄えた内藤新宿の様子を、『江戸名所図会』に収められた「四谷内藤新駅(じゅく)」という1枚の絵からひもとく。また、今回は実際に現存する太宗寺に出向き、かつての内藤新宿の名残りを味わう。(全2話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


新宿の歴史…かつては馬糞臭い宿場町だった「内藤新宿」

『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(1)内藤新宿の誕生と役割

江戸時代後期に書かれた地誌『江戸名所図会』(えどめいしょずえ)をひもとくと、江戸時代の街の様子や人々の暮らしぶりが見えてくる。今回は、五街道の宿場町として重要な役割を果たした「内藤新宿」を取り上げ、新宿のかつての姿を振り返る。(全2話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


徳川幕府を動かした「大奥」の強大な政治力とスキャンダル

江戸時代を支えた大奥(2)政治を動かした大奥の女性たち

プライベートな空間を取り仕切る場としてつくられた大奥だが、その役割は政治にも及んでいた。とくに人事面においては、その人脈を武器に表の政治を支えた大奥の女性たちがいた。大奥で存在感を発揮した歴々の女性の活躍を追うと、これまでの大奥への見方が大きく変わる。(全2話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


大奥のはじまり…春日局を悩ませた徳川家光の衆道好き

江戸時代を支えた大奥(1)生活空間としての大奥の確立

テレビドラマなどでも題材になることが多い大奥だが、その実態は、作品世界で描かれるような世界とは少し違っているようだ。社交や儀式の場となる「表」に対して、プライベートな空間として区切られた「奥」という空間。その最も規模の大きい江戸城の大奥が、江戸時代の天下泰平を築くうえでいかに重要な役割を果たしていたのかを解説していく。(全2話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


「駿河町と本町」の今昔…健康オタク徳川家康の町づくり

『江戸名所図会』で歩く東京~駿河町・本町(2)薬種店が連なる本町

開発の根本になるという意味が込められた本町には、民間の薬種店が連なった。まちづくりの中心に医療を据え、また民間の保護にまわった徳川家康の狙いはなんだったのか。講義後半ではロケに出向き、現在の本町通りと照らし合わせながら、家康の都市設計を深く理解していく。(全2話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


江戸の絶景スポット、駿河町に隠された徳川家康の思惑

『江戸名所図会』で歩く東京~駿河町・本町(1)富士山と商業の町、駿河町

『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の街並みや生活をひもとく本シリーズ。今回は、いわゆる城下町である、江戸の町人地、駿河町にスポットを当てる。徳川家康や庶民にとって神聖な存在である富士山と江戸を取り結ぶ重要な場所だった駿河町。それが金融、商業の拠点としても江戸の中心となっていった様子を見ていく。(全2話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


築地市場の前身、日本橋魚河岸にみる江戸っ子の魚事情

『江戸名所図会』で歩く東京~日本橋(2)「江戸三千両」の日本橋魚河岸

『江戸名所図会』をつぶさに見ていくと、江戸時代当時の江戸の様子がよくわかる。第1話に引き続き日本橋を取り上げる今回は、魚市場にフォーカスする。日に1億円を売り上げるとも言われた日本橋魚河岸の活況ぶりから、当時の魚事情を読み解く。講義後半はロケに出向き、現在の日本橋にある江戸時代の面影を探る。(全2話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)


徳川家康と江戸の町づくりー江戸時代の「日本橋」の姿とは

『江戸名所図会』で歩く東京~日本橋 (1)日本橋に見る徳川家康の手腕

江戸時代のまちづくりや人々の暮らしを振り返るとき、その助けになるのが江戸時代後期に書かれた地誌『江戸名所図会』(えどめいしょずえ)だ。当時の江戸の様子を収めた貴重な資料である『江戸名所図会』から江戸時代をひもとく本シリーズ。その第1話は、当時の日本の中心とも言える日本橋を取り上げる。(全2話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)