皮膚医療を変える皮膚常在菌の可能性と個別化医療の将来
最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(3)未来の皮膚医療
未来の皮膚医療のカギになるものの一つに「皮膚常在菌」がある。腸の健康を左右する腸内細菌同様、善玉菌と悪玉菌のバランスにより、皮膚のみならず全身の健康増進が期待できそうだ。最後に、症状に応じたきめ細かな個別化医療の可能性、臨床の知恵に基づいた創薬など、今後の医療をより明るいものとしていく話を伺った。(全3話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学 教授
最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(3)未来の皮膚医療
未来の皮膚医療のカギになるものの一つに「皮膚常在菌」がある。腸の健康を左右する腸内細菌同様、善玉菌と悪玉菌のバランスにより、皮膚のみならず全身の健康増進が期待できそうだ。最後に、症状に応じたきめ細かな個別化医療の可能性、臨床の知恵に基づいた創薬など、今後の医療をより明るいものとしていく話を伺った。(全3話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(2)アトピー性皮膚炎とアレルギーマーチ
国民のほぼ1割が悩むアトピー性皮膚炎。子どもの頃に発症すると、その後いろいろなアレルギー疾患が行進していくかのように現れる「アレルギーマーチ」につながる例も多いという。かつては「アレルギー体質」と考えられていたものが、近年の研究では状況が変わろうとしている。例えば、食物アレルギーはその始まりとして「経皮(皮膚から入って起こす経路)」から反応するほうが大きいのではないかというのだ。そこで非常に大事になるのが皮膚への適切なケアである。今回は最新の治療方針とスキンケアの重要性について解説する。(全3話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(1)かゆみのサイエンス
皮膚は目に見える非常に重要な「臓器」であるにもにもかかわらず、実はその仕組みがあまりよく分かっていなかった。しかし、近年の研究で、体の中の臓器を守るものとしてその重要性の認識が増している。今回は皮膚をめぐる最先端の研究の中から、まず「かゆみ」について学んでみたい。(全3話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)