一見上得意!?悪質買主がM&Aの世界で跋扈する理由
間違いだらけのM&Aと後継者問題
近年、M&A仲介会社が増加傾向にあるが、玉石混交で、よく見極めて選ばないといけないと河合氏はいう。後継者問題は、今の日本では喫緊の課題だが、どう考えていけばいいのか。欧米の事例も参考に議論する。
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
さくら共同法律事務所 所長・弁護士/映画監督
間違いだらけのM&Aと後継者問題
近年、M&A仲介会社が増加傾向にあるが、玉石混交で、よく見極めて選ばないといけないと河合氏はいう。後継者問題は、今の日本では喫緊の課題だが、どう考えていけばいいのか。欧米の事例も参考に議論する。
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
M&A・悪質買主とどう戦うか(3)正しいM&Aのススメ
M&A業界の状況は従来とは様相が異なる。売主側だけでなく買主側にも、会社を食い物にする意図がないのか、デュー・デリジェンス(買収監査)が必要になってきた。悪質な買主や仲介業者も多い中、相手を見極める能力が必要とされる。日本の経済界、特に中小企業は、M&Aに負うところが大きい。シリーズ最終話は、売主にとっても買主にとっても有益なM&Aについて考える。(全3話中第3話)
M&A・悪質買主とどう戦うか(2)朝日出版社のM&A騒動:後編
創業者の遺族とその意向を受けた買主との戦いは熾烈を極めた。100パーセント株主に勝てる方法は会社法上ありえず、相手の弱みを突くしかない。しかし、それも会社に真の解決をもたらすものではない。河合氏は新たなM&Aによる買主・ホワイトナイトの現出という結論に至る。それは、会社にも、買主や遺族にも、満足をもたらすものだった。(全3話中第2話)
M&A・悪質買主とどう戦うか(1)朝日出版社のM&A騒動:前編
経営者の高齢化に伴い、事業を第三者に任せるM&Aの手法が中小企業のトレンドになっている。しかし、その中には悪質買主も存在する。今回のシリーズ講義では、新聞等でも報じられた朝日出版社のM&A騒動について、旧経営陣側に立って手段を講じた河合弘之弁護士の話を聞く。創業者の死が招く不測の事態から会社を守る方法はあるのか。まずは本騒動のあらましを解説する。(全3話中第1話)
株主代表訴訟の仕組み(2)株主代表訴訟の6つの教訓
安易に「名ばかり役員」に就任するのは危険、取締役の善管注意義務は大変重いので、やるからには本気でコミットする……など、「株主代表訴訟」のリスクに備えるために大切な6項目を紹介する。その事例として紹介されるのは、東電株主代表訴訟。詳細な訴訟の中味を見ていくうちに、「株主代表訴訟」の実際が見えてくる。(全2話中第2話)
株主代表訴訟の仕組み(1)「株主代表訴訟」とは何か?そのリスクは?
「株主代表訴訟」とは、どのような仕組みにより、誰の責任を追及していくものなのか。また、そのリスクとは、いかなるものなのか。実際に、東京電力福島第一原発の事故をめぐる株主代表訴訟において、原告側の弁護団長を務めた河合弘之弁護士からお話をうかがう。(全2話中第1話)
不動産投資の危険な罠(2)なぜ落とし穴に墜ちてしまうか
不動産投資をする人の中には、将来のお金の不安を解消するために投資を考える人も多い。「スルガ銀行シェアハウス事件」のような投資話に引っかからないためには、どういった点に気をつけるべきなのか。不動産投資をする際に注意すべきポイントについて解説する。(全2話中第2話)
不動産投資の危険な罠(1)「スルガ銀行シェアハウス事件」の真相
2018年に世間を騒がせた「スルガ銀行シェアハウス事件」。事件の発端となった不動産会社のスマートデイズは破産し、多額の負債を抱えたオーナーを多く生み出した。さらに、不動産会社と銀行の癒着が明らかになり、連日ニュースで取り上げられ、社会問題と化した。なぜこのような事件が発生してしまったのか。そして、事件はその後どうなったのか。そこに潜む「不動産投資の罠」について解説する。(全2話中第1話)