講義一覧
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(7)高齢者のための睡眠
「若い頃のようになかなか眠れない」という声をよく聞くが、高齢者は睡眠とどう向き合えばいいのか。さまざまな加齢現象により睡眠の質が低下するのはある程度許容しなければならないが、生活習慣で改善できる可能性はある。鍵となるのは規則正しい生活と日中の運動だ。他方、睡眠薬については注意すべき点がいろいろとあるという。(全7話中第7話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(6)子どものための睡眠
子どもにも睡眠負債は広がっている。睡眠時間は60年前と比べて1時間減り、就眠時間も遅くなっている。子どもの睡眠不足は自覚されにくく、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されることも多く、不登校との関係も高い。成長期の睡眠は脳の発達に関わる可能性も非常に高い。親と地域による、より注意深い教育が必要であろう。(全7話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(5)睡眠における性差
睡眠に性差はあるのだろうか。人間の場合、その影響は生物学的側面より社会文化的な側面が大きいのは当然だろう。データによると、欧米では男性より女性のほうが睡眠時間は多いが、アジアではその逆で、中でも日本人女性の睡眠時間は世界一短い可能性がある。よって十分な睡眠が取れていないのだが、そのことで健康の面だけでなく美容の面でも影響が出てくるという。(全7話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(4)仕事と睡眠の関係
今回は、仕事と睡眠の関係を考えていく。結論からいうと、「24時間働く」ことは、百害あって一利なし、なのである。ある調査によると、6時間睡眠を2週間続けた脳は、2日徹夜したのが同程度に能力が落ちている。以前なら常識だった仕事と睡眠の関係は今、大きな変革のときを迎えている。(全7話中第4話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(3)「睡眠負債」の考え方
2017年に流行語大賞にノミネートされた「睡眠負債」だが、その歴史は長い。睡眠不足は無自覚のまま蓄積され、パフォーマンスを低下させるだけでなく、いろいろな疾患リスクを引き起こしていく。「寝だめ」を実行している人のほとんどは、貯めているのではなく、貯まった負債を返しているのが現実だという。(全7話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(2)なぜ睡眠が必要なのか
睡眠はそもそもなぜ必要なのか。「最高の睡眠」シリーズの第2話では、1950年代以降という睡眠医学の歴史を振り返りつつ、睡眠が人間にとって不可欠である理由をたずねていく。とりわけ重要な「グリンパティック・システム」とは、脳の老廃物を除去する仕組みであり、認知症にも関わっているという。(全7話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
「最高の睡眠」へ~知っておくべき睡眠常識(1)健康な睡眠のための方法
人生の約3分の1を、人は寝て過ごす。人間にとって不可欠な「睡眠」について、まだ分かっていないことが多く、睡眠ストレスや寝不足に悩む人は多い。現代人はどのように生活すれば最高の睡眠を得られるのだろうか。その前に、そもそも“健康な睡眠”とはどういうものなのかを聞いていく。(全7話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)