上濱正

日本顎咬合学会元理事長/ウエハマ歯科医院院長/歯学博士

プロフィール

日本歯科大学歯学部卒業(歯科医師)
博士(歯学)授与(日本歯科大学歯学部)
ウエハマ歯科医院開業(茨城県土浦市)
茨城歯科専門学校歯科衛生士科講師
日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座講師
明海大学歯学部臨床教授
明海大学歯学部生涯研修部副部長
日本顎咬合学会常任理事
日本咀嚼学会評議員
日本顎咬合学会理事長
日本歯科大学生命歯学部客員教授

講義一覧


生涯にわたる口腔ケアは人類に健康・幸福をもたらす

「噛める」ことこそ、健康維持の要点(2)脳の活性化

噛んで食べ、咀嚼することは、脳に良い影響をもたらすことが最新の研究で分かってきた。物をよく噛むことで、さまざまな脳神経が活性化し、認知症の予防にもなる。さらには、高齢化で増大する医療費問題に歯止めをかける手段にもなる。(全2話中第2話)


噛む力を維持することは健康長寿に関わっている

「噛める」ことこそ、健康維持の要点(1)口腔機能の維持

口腔機能の維持は、あらゆる食物をおいしく噛んで食べられることを可能にし、生涯にわたる健康・幸福につながる。その重要性は国も認めており、そのために法案がつくられ、予算の勘案も行われている。また、最新の研究では、歯と脳の関係についてもそのメカニズムが解明されつつある。(全2話中第1話)


健康長寿の究極は予防歯科である

歯科の健康づくり(4)「生活の医療」としての歯科医療

入れ歯の調整や口腔ケアによる機能再建や寝たきりからの自立を示す症例がいろいろと報告されているが、そこからは生きる意欲の回復もうかがえる。歯科医療は「命の医療」ではないというが、介護環境や医療費にも関わる「生活の医療」といえるだろう。(全4話中第4話)
※音声による補足解説:上濱正(日本顎咬合学会 元理事長)


入れ歯治療によって克服された4つの障害

歯科の健康づくり(3)入れ歯治療による4障害の克服

認知症患者である81歳男性が入れ歯治療で快復していくケースを見ていく。家では寝たきりであったこの男性は、入れ歯治療によって噛んで食べる喜びを思い出し、最終的には歩けるようになった。この症例から分かるのは、噛んで食べることができるようになると、4つの障害を克服することができるということである。(全4話中第3話)
※音声による補足解説:上濱正(日本顎咬合学会 元理事長)


世界中が驚いた「口腔ケアと肺炎」の重要な関係性

歯科の健康づくり(2)口腔機能の再建と健康

口の中は、本来は誰もが綺麗である。しかし一度汚れてしまうと、肺炎など重篤な病気につながることがある。また高齢者の場合、口腔ケアを怠ると筋肉の萎縮や認知症に繋がることもある。さまざまな症例から最近明らかになってきたのは、口腔機能を再建することにより、人の脳が目覚め、健康改善に役立つということである。(全4話中第2話)
※音声による補足解説:上濱正(日本顎咬合学会 元理事長)


噛み合わせや歯の健康が人間の健康にとっていかに大事か

歯科の健康づくり(1)「噛める」ようになると人が変わる

歯科といえば、一般的には虫歯など歯に問題が生じた際に行くところというイメージがあるが、今日では、歯の病気が全身の病気となるという認識が広まりつつある。噛み合わせや歯の健康は、人間の健康にとってとても重要で、これは脳や心の健康にも関わっている。その点について、河原英雄先生と上濱正先生に本講義の前にお話を伺った。(全4話中第1話)
※司会者(音声):川上達史(テンミニッツTV編集長)