最初の日本列島人~3万年前の航海(1)日本への移住 3つのルート
人類はアフリカにいたホモサピエンスが世界に拡散し、その一部が日本に渡ってきたとされている。では、いつ頃どんなルートをたどってきたのか。この大いなる謎解きに挑んだのが海部陽介氏だ。海部氏は、日本にホモサピエンスが渡ってきたルートとして、北海道、対馬、沖縄の3ルートが考えられると言う。ホモサピエンスは移動した先で自然環境に適応しながらアジア大陸を越え、ある時期、海を渡って日本に入ってきたのだ。(全3話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(10MTVオピニオン編集長)
最初の日本列島人~3万年前の航海(2)3万年前の航海を徹底再現
3万年前、ホモサピエンスは日本にどのようにして渡ったのか。それを解明するため、海部陽介氏は台湾から沖縄に向かうルートを使って実験航海を行うプロジェクトを敢行。当時と同じ材料と道具、技術で舟を作り、航海に臨んだのだ。試行錯誤の末、丸木舟という方法にたどりついたが、当時の彼らからすれば、それは冒険ではなく「移住」のためのものだった。(全3話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(10MTVオピニオン編集長)
最初の日本列島人~3万年前の航海(3)祖先たちの偉大な能力
日本にどこからどんな技術で人がたどり着いたのかを探求するため、当時と同じ技術で航海実験を行った海部陽介氏。海は日々変化をするもので、それに対応しながら航海を続けるというのは、当時の技術では困難を極めたはずだが、逆にそれを乗り越えてやってきた祖先たちの潜在能力のすごさを実感したと言う。(全3話中第3話)
※インタビュアー:川上達史(10MTVオピニオン編集長)