真野俊樹

中央大学大学院戦略経営研究科 教授/多摩大学大学院 特任教授/医師

プロフィール

【学歴】
法政大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得満期退学(2004/03)
英国レスター大学大学院 MBAコース専門職学位課程修了(2000/07)
藤田保健衛生大学大学院医学研究科博士課程修了(1995/03)
名古屋大学医学部医学科卒業(1987/03)
愛知県立旭丘高等学校卒業(1980/03)

【主な職歴】
中央大学大学院戦略経営研究科教授(2018/04-)
多摩大学大学院教授 多摩大学医療・介護ソリューション研究所所長(2013/04-2018/03)
立教大学経済学部嘱託教員 医療経済学担当(兼任)(2011/04-2013/03)
JA共済総合研究所客員研究員(兼任)(2011/04-)
名古屋大学医学部客員教授(兼任)(2010/04-2013/03)
多摩大学統合リスクマネジメント研究所教授(改組による)(2007/04-2013/03)
藤田学園保健衛生大学医学部客員教授(兼任)(2007/04-2010/03)
同志社大学ビジネススクール嘱託教員(兼任)(2007/04-2010/03)
東京医療保健大学大学院客員教授(兼任)(2007/04-)
多摩大学医療リスクマネジメント研究所教授(2005/06-2007/03)
日本医師会総合政策研究機構 客員研究員(兼任)(2003/12-2006/03)
大和証券SMBC株式会社 シニアコーポレートアナリスト(2002/08-2005/05)
株式会社大和総研バイオ・ヘルスケア担当主任研究員(2001/03-2003/07)
昭和大学医学部公衆衛生学(病院管理担当)専任講師(2000/03-2001/02)
国立医療病院管理研究所協力研究員(兼任)(2000/01-2001/03)
富山化学(株) 研究開発部門(1998/08-1999/12)
ファイザー製薬(株) 臨床開発部medical director(1997/07-1998/07)
米国コーネル大学医学部薬理学研究員(1995/09-1997/03)
安城更生病院内科医(1989/07-1991/03)
名古屋第Ⅰ赤十字病院研修医、その後常勤内科医(1987/04-1989/06)

【専門分野】
経営学 医療経済 医療経営 

【研究テーマ】
医療経済 医療経営(2005/04-)

【主な著書】
<単著>
『「命の値段」はいくらなのか? "国民皆保険"崩壊で変わる医療』(角川oneテーマ21 2013)
『比較医療政策 社会民主主義・保守主義・自由主義』(ミネルヴァ書房 2013)
『こんな医者ならかかりたい 最高のかかりつけ医の見つけ方』(朝日新書 2015)
『アジアの医療提供体制 日本はアジアの医療とどう向き合えばいいのか』(日本医学出版 2016)
『医療危機 高齢社会とイノベーション』(中公新書 2017)
『日本の医療、くらべてみたら10勝5敗3分けで世界一』(講談社+α新書 2017)
『医療で「稼ぐ」のは悪いことなのか? 医療立国の可能性,その課題と展望』(薬事日報社 2018)

<共編著・監修>
『日本の医療最前線 病気にならない、なったら治す!』(監修 G.B. 2013)
『病院の事業継続計画』(インターリスク総研, MS&AD基礎研究所株式会社編著,監編 PILAR PRESS 2013)
『病気のしくみ 生活習慣病は治せる!』(監修 宝島社 2015)
ほか多数

講義一覧


医療の問題を健全なビジネスの視点で解決できるのか

医療とビジネスの健全な関係(1)適者生存と日本の医療

中央大学大学院戦略経営研究科教授で医師の真野俊樹氏が、医療とビジネスの健全な関係という視点で、ヘルスケアビジネスについて解説する。真野氏はアメリカでの経験等を通して、ビジネスとしてのヘルスケアを考えるようになったと言う。幸い、日本の医療は医師の献身的努力もあり、国際的にも高いレベルにあるが、やはり変化にうまく対応して進化すべきときに来ているのだ。(全6話中第1話)


健康寿命や認知症の課題もビジネスチャンスになる

医療とビジネスの健全な関係(2)高齢化社会とヘルスケア

健康寿命の延伸、医療費の増加など、高齢化社会を迎えた日本において、ヘルスケアの課題はさまざまだが、逆にいえばその課題にヘルスケアビジネスのチャンスがあるともいえる。今回は高齢化社会に伴う変化を軸に、医療、ヘルスケア分野の課題や影響について論じる。(全6話中第2話)


医療レベルの高い日本が抱える「医療費問題」とは

医療とビジネスの健全な関係(3)医療費問題

客観的に見ても日本の医療レベルは世界において高水準にある、と真野俊樹氏は言う。しかし、一番の課題は医療費なのだ。急速に膨れ上がった日本の医療費だが、国民一人当たりの負担額はさほど多くはない。今回は、このような特徴を持つ日本の医療費問題について語る。(全6話中第3話)


医療費の軽減には今までとは違うアプローチが必要

医療とビジネスの健全な関係(4)医療費削減対策として

素晴らしい医療レベルを持つ日本の最大の課題は医療費削減である。そこで、厚生労働省は医療・介護が必要となる手前の段階が重要であると捉え、新たな医療費削減対策として保険医療に関するビジョンを打ち出した。それは一体どのようなものなのか。(全6話中第4話)


ヘルスケアの視点でみるアジア事情とアウトバウンド

医療とビジネスの健全な関係(5)アウトバウンドを推進

ヘルスケアビジネスの一つのアプローチとして海外展開、特にアジアがこれからのポイントだと、真野俊樹氏は言う。実際に各省庁によるヘルスケアのアウトバウンドが計画、実行されており、相手国のヘルスケア事情の改善、発展に寄与しているのだ。(全6話中第5話)


ヘルスケア産業で「稼ぐ」ことの重要性

医療とビジネスの健全な関係(6)ビジネススクールの役割

ヘルスケア分野では「稼ぐ、もうかる」ということはあまり語られてこなかったが、国の予算で医療費がカバーできない状況が迫っている今、きちんとしたビジネスモデルを持ってヘルスケアを考えるのは必須のことなのだ。シリーズ最終話では、ビジネスとしてのヘルスケアを学ぶ意味、およびビジネススクールの役割について論じる。(全6話中第6話)