地球上におけるヒトの歴史と生命科学の発展
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(1)地球上でのヒトの立ち位置
生命の歴史からみれば、ヒトは歴史が非常に短く、地球上では新種であると理解しておくことが必要だと、浅島誠氏は語る。ではヒトの歴史はどのように進んできたのか。地球上でのヒトの立ち位置について、最近の生命科学の進展と直面している課題とともに解説する。(全6話中第1話)
東京大学名誉教授/帝京大学 先端総合研究機構 特任教授
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(1)地球上でのヒトの立ち位置
生命の歴史からみれば、ヒトは歴史が非常に短く、地球上では新種であると理解しておくことが必要だと、浅島誠氏は語る。ではヒトの歴史はどのように進んできたのか。地球上でのヒトの立ち位置について、最近の生命科学の進展と直面している課題とともに解説する。(全6話中第1話)
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(2)カエルとヒトの共通原理
「カエルとヒトは共通の原理で動いている」と浅島誠氏は語る。浅島氏は生まれ育った佐渡の自然に触れる中で、カエルの卵の発生に興味を持った。カエルに起こることは人間にも起こり得るということで、カエルの研究が大きな意味を持つようになったという。(全6話中第2話)
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(3)発生の研究とアクチビン
浅島誠氏は、「アクチビン」というタンパク質が発生過程の誘導因子であると突き止め、未分化細胞からのさまざまな器官や臓器の形成に成功した。これは、現在の再生医療の基盤となっている。今回は、発生における臓器や器官の形成に関するメカニズムについて解説する。(全6話中第3話)
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(4)再生医療の現在と今後
現在の再生医療においては、さまざまな幹細胞が注目されているが、その中でどのような幹細胞による再生医療が本当に導入できるのかを考えることが重要である。今回は、再生医療の現状と今後の課題について解説する。(全6話中第4話)
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(5)自然や生き物から学ぶ
多くの生物はヒトよりも長い歴史を持ち、ヒトの限界を超えた能力を持つ。人為的なものがさまざまな問題を引き起こしている現状では、自然や生物から学ぶことが重要である。今回は、自然や生物の歴史と多様性について語る。(全6話中第5話)
生命科学の現状と課題~生物研究と再生医療(6)自然から学び、ヒトを知る
40年間イモリを採取し研究してきた浅島誠氏だが、研究を進めるたびにイモリがすごい能力を持っていることに驚かされてきたという。シリーズ最終話では、自然や生物から学ぶことの重要性を伝えるため、研究者にとって大事な5つの心構えを説く。(全6話中第6話)