エチオピアの子供たちとの対話映像から見える課題
映像で考えるエチオピア(1)映像人類学という手法
国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、アフリカ、主にエチオピアの音楽や宗教を対象とした人類学を専門とする研究者である。川瀬氏は、映像によって調査者と被調査者がともに分析を進めるという映像人類学の手法を使って研究を進めてきた。川瀬氏の映した映像を見ながら、エチオピアの食、子ども、宗教、暦といったテーマを考えていこう。(全5話中第1話)
国立民族学博物館学術資源研究開発センター教授/総合研究大学院大学教授 /映像人類学者
映像で考えるエチオピア(1)映像人類学という手法
国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、アフリカ、主にエチオピアの音楽や宗教を対象とした人類学を専門とする研究者である。川瀬氏は、映像によって調査者と被調査者がともに分析を進めるという映像人類学の手法を使って研究を進めてきた。川瀬氏の映した映像を見ながら、エチオピアの食、子ども、宗教、暦といったテーマを考えていこう。(全5話中第1話)
映像で考えるエチオピア(2)ストリートチルドレンの実態
日本の3倍の国土に、80以上の民族、100以上の言語。エチオピアは豊かで独特の文化がある国だ。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、その文化に好奇心を刺激され、長年研究を続けている。その中で今回は、ストリートチルドレンの実態についてお話を伺った。(全5話中第2話)
映像で考えるエチオピア(3)宗教儀礼「ザール」とは何か
エチオピアの人々は実際に、どのように宗教を信仰しているのだろうか。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、エチオピア北部の「ザール」と呼ばれる憑依儀礼に着目する。霊媒者が精霊と人々のコミュニケーションを仲介し、独特の言語、音楽を用いて儀礼がなされるというのだ。映像を観ながら、その実態について川瀬氏の解説を聴こう。(全5話中第3話)
映像で考えるエチオピア(4) エチオピア暦とティムカット
多様な文化を持つエチオピアでは、暦も独特だ。長い歴史を持つエチオピア暦はグレゴリオ暦と異なり、新年は9月に始まる。また、13の月があり、ユニークな祝日も多くある。エチオピアの代表的なお祭り「ティムカット」の映像を観ながら、国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏の解説を聴こう。(全5話中第4話)
映像で考えるエチオピア(5) ストリートチルドレンの自立
ストリートチルドレンは、大人になるとどうなるのか。自立する者もいるが、物乞いのままの者もいる。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、開発援助の対象を保護するだけではなく、彼らがいかに自立するかを検討しなくては意味がないと語る。(全5話中第5話)