岸輝雄

東京大学名誉教授

プロフィール

<プロフィール>
1963年4月  古河電気工業株式会社
1969年3月  東京大学工学系研究科博士課程修了(工学博士)
1969年1月~ 東京大学助手、助教授、教授
1972年4月  ドイツゲッチンゲン大学
1995年4月  東京大学先端科学技術研究センター長
1997年4月  通商産業省工業技術院産業技術融合領域研究所長
2001年4月  国立研究開発法人物質・材料研究機構理事長
2003年7月  日本学術会議副会長、日本工学会会長
2013年10月~ 新構造材料技術研究組合理事長
2013年12月~ 内閣府政策参与 科学技術政策・イノベーション担当PD
2014年6月~ 内閣府プログラムディレクターSIP「革新的構造材料」担当
2015年9月~ 外務省参与 (外務大臣科学技術顧問)
現在、三菱財団理事。

本多記念賞、フランス国家功労勲章、バルクハウゼン賞、ASM栄誉終身フェローなどを受賞。

講義一覧


情報革命はマテリアル革命にも影響を及ぼす

マテリアル革命(1)マテリアルの重要性と可能性

50年以上マテリアル開発に携わってきた、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏が、マテリアルの重要性とその可能性について解説する。岸氏は、現代は情報革命がいろいろなところで起きているが、そのことが「マテリアル革命」に大きく影響していると語り、現在の材料開発の大本となった研究の一端を紹介する。(全5話中第1話)


日本では科学技術の3つの大事な領域が連動していない

マテリアル革命(2)科学技術政策推進への課題

東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏が日本の科学技術とマテリアルの関係について解説する。日本の科学技術に非常に重要な役割を担っているマテリアルだが、岸氏は懸念を抱いている。それは、科学技術政策推進において各研究開発分野がうまく連携していないということである。(全5話中第2話)


内閣府と経産省で進めているマルチマテリアル化

マテリアル革命(3)革新的構造材料研究開発プロジェクト

東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏によるシリーズレクチャー「マテリアル革命」第3弾。今回は、岸氏がリーダーとなって進めている政府の二大プロジェクトについて語る。プロジェクトではいずれも軽量化が大きなテーマになっているが、そこで注目されているのは「マルチマテリアル化」だという。(全5話中第3話)


マテリアルズインテグレーションとは何か?

マテリアル革命(4)マテリアルズインテグレーション

東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏が語るシリーズレクチャ「マテリアル革命」。第4話ではマテリアル革命の中核を成す「マテリアルズインテグレーション(MI)」について解説する。MIとは、材料開発におけるハードとソフトを計算科学的に結び付けることであり、順問題、逆問題双方向でさまざまな開発が可能になるという。(全5話中第4話)


SDGs(持続可能な開発目標)の重要性

マテリアル革命(5)科学技術外交、SDGsと材料

東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏が語る「マテリアル革命」シリーズの最終レクチャー。岸氏はマテリアル革命にとっての「SDGs(持続可能な開発目標)」の重要性を説く。世界で起こるさまざまな分野での課題解決に材料開発は不可欠であり、それはゼロエミッション、リサイクル循環社会も踏まえたものであるべきだからだ。(全5話中第5話)


マテリアル革命で描く3つの未来社会像

未来を拓く「知材」革命の底力(1)マテリアル革命と未来

株式会社三菱総合研究所主催「三菱総研フォーラム2017」では、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA)理事長の岸輝雄氏の講演「マテリアル革命」に続き、岸氏に加え、東京大学第28代総長で同研究所理事長の小宮山宏氏、同研究理事の亀井信一氏による鼎談が行われた。テーマは「知材」革命がもたらす社会課題解決と産業変革である。鼎談に先立ち、まずは「マテリアル革命」と題されたレポートから見ていこう。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第1話)


デジタルイノベーションの時代にどう立ち向かうか?

未来を拓く「知材」革命の底力(2)ビットからアトムへ

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。第一のテーマには、デジタルイノベーションとの関係が挙げられた。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第2話)


今後マテリアルが目指すべき方向性とは?

未来を拓く「知材」革命の底力(3)マテリアルへの期待

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。二番目のテーマは、マテリアルに寄せられる期待についてだ。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第3話)


エネルギー・資源・健康問題にみるマテリアルの可能性

未来を拓く「知材」革命の底力(4)マテリアルの社会解決

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。三番目のテーマは、エネルギー、資源、健康分野におけるマテリアルによる社会解決ついてである。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第4話)


日本のマテリアル分野での競争力と勝ち残り戦略

未来を拓く「知材」革命の底力(5)日本の勝ち残り戦略

東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長の小宮山宏氏、東京大学名誉教授で新構造材料技術研究組合(ISMA) 理事長の岸輝雄氏、株式会社三菱総合研究所研究理事の亀井信一氏による「マテリアル革命」に関する鼎談。最終テーマでは、マテリアル分野の競争力に関する評価と日本の勝ち残り戦略が語られる。(2017年11月30日開催三菱総研フォーラム2017鼎談「マテリアル革命」より、全5話中第5話)