これからは「量」から「質」の社会へ
「プラチナ社会」実現に向けて
衣食住、移動手段など、様々な面で量的に満ち足りた人類は「量」から「質」の時代へ進む。「質」の時代に重視される論理・視点とは何か。向かうべき社会と産業の方向を示す。
「プラチナ社会」実現に向けて
衣食住、移動手段など、様々な面で量的に満ち足りた人類は「量」から「質」の時代へ進む。「質」の時代に重視される論理・視点とは何か。向かうべき社会と産業の方向を示す。
プラチナ構想ネットワークとは?
量的に豊かな時代を迎えた21世紀、次に目指すべきは「プラチナ社会」であると語る小宮山宏氏。果たして、「プラチナ社会」とはどんな社会なのか。そして、その社会を作っていくための「プラチナ構想ネットワーク」とは。
プラチナ社会における林業
国土の65パーセントが森で覆われている森林国日本。しかし、その林業の生産性は世界の林業先進国に大きな後れを取っている。「プラチナ構想」に基づく21世紀スマート林業の創生に向けた林業活性化の意味と三つの鍵を小宮山宏氏が解説する。
プラチナ社会における農業
私たちの食を支える農業従事者の減少と高齢化、そしてTPP。日本の農業は待ったなしの転換期に立たされている。さまざまな打開策が考えられているが、小宮山宏氏の提案は、農業の二分化による高収益農業への転換にある。そして、「プラチナ構想」に基づくプラチナ社会における農業は、国土全体をマネージする方法へと向かう。
会社は社会を変えられる―これからのCSR
CSRは単なる「企業による社会貢献の一環」なのだろうか? 小宮山宏氏によれば、新しいCSR活動とは、ビジネスチャンスを生み、かつ社会の課題を解決し得るものなのである。ユニークなCSR活動を続ける企業の実例を紹介しつつ、新しい社会に対応するCSRのあるべき姿を示す。
円安は日本の新たな産業育成のチャンス
アベノミクスによって円安が進んでも、日本の輸出は増えていない。それは、多くの企業ですでに現地生産が進んでいるためだ。しかし、イノベーションを生活の質に結びつけるプラチナ産業が国内で本格的に稼動すれば、円安メリットを大いに活かすことができると、小宮山宏氏は言う。その違いはどこにあるのだろうか。
女性に選択の自由が生まれた時代
勤めるもよし、専業主婦になるもよし、NPOで活動するもよし。女性に選択の自由が生まれたと、小宮山宏氏は語る。その根拠は何か。プラチナ構想ネットワーク「女性の活躍ワーキンググループ」での経験から語る。
楽観は強い意志であり、悲観は人間の本性である
人間が悲観的になるのは、ある意味で非常に自然なことである。しかし、新しい世の中をつくるためには、まず楽観的であることが重要である。「楽観主義者の未来予測」にも通じる小宮山宏氏が見据える21世紀後半のエネルギーの状況とは? そしてイノベーション創出のためになすべきこととは?
プラチナ社会へのビジネス創造(3)資源の飽和と省エネルギー
日本では金属資源がすでに飽和しており、今後は世界でも同様だという。したがって、そのことを見越したビジネスモデルをつくる必要がある。現代では、省エネ技術の進歩によってエネルギー消費量を減らしつつ経済成長を目指すことも可能である。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第3話)
プラチナ社会構想の集大成、『新ビジョン2050』を語る
日本を「課題先進国」と捉え、その課題を解決するために編まれたビジョンが「プラチナ社会」である。東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏は、プラチナ社会を実現するためのプラチナ構想ネットワークの発起人代表であり、会長を務めてきた。2016年10月、その集大成というべき本が出版された。『新ビジョン2050』である。
プラチナ社会へのビジネス創造(4)諸問題の解決のために
2050年までに日本が目指すべきは、再生可能エネルギーを自給して地上資源を再活用していくことだ。これは地方経済を活性化させ、少子化問題の解決にもつながる。また、メンタルな問題も、医療に関するビッグデータを活用し、企業と協力することで対処が可能になるだろう。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第4話)
2017年頭所感-プラチナ社会へ合理的楽観主義のすすめ
東京大学第28代総長で株式会社三菱総合研究所理事長のテンミニッツTV座長・小宮山宏氏が、2017年を「プラチナ社会」への第一歩の年と位置付け、力強いメッセージを送る。これからはAIをはじめとする技術革新で新たな質を伴った経済成長を目指す時代。今、私たちに必要なのは、合理的かつ楽観的な未来を切り拓く発想だ。
プラチナ社会へのビジネス創造(5)高齢社会の問題と対策
高齢者の健康支援のために仕事をつくり出し、高齢社会問題に対処することができる。また、脳科学に基づく技術の発達により、高齢者が自立することも可能になるだろう。そこで重要になってくるのは、高齢者の経験と若い力を結び付ける仕組みづくりである。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第5話)
プラチナ社会へのビジネス創造(1)人口の飽和と課題
20世紀には世界の人口が約5倍に増え、平均寿命も延び経済的に豊かになった。しかし同時に地球環境問題が顕在化した。そこで小宮山氏が提案するのが、プラチナ社会というコンセプトである。その内容はどのようなものなのか。目指すべきプラチナ社会について解説する。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第1話)
プラチナ社会へのビジネス創造(6)人財とアクション
2020年、プログラミング教育が小学校で必修化されるが、子どものためのプログラミング教育に退職したシニアと大学生に参加してもらうという試みが今、始まっている。必要なのは人財とアクション、そしてそれをどうやってつなげるのかということである。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第6話)
プラチナ社会へのビジネス創造(2)一次産業復活で地域再生
かつて産業化によって公害が発生したが、その後、企業を巻き込んだ取り組みで問題を解決した地域がある。静岡県の三島市だ。一体どのように解決へと進んでいったのか。三島市の事例を中心に、プラチナ社会における課題解決と日本の林業のあるべき姿について解説する。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第2話)
プラチナ社会へのビジネス創造(7)高齢者が人財
プラチナ構想ネットワークでは、「プラチナ未来スクール」や、プラチナマイスターの授与など、高齢者の知恵や経験を次世代に伝える仕組みづくりを行っている。さらに最近では、地方の人材不足解消に向けて「第二のふるさとづくり」という試みも進めている。いずれも根本にあるのは「高齢者が人財」ということだ。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第7話)
プラチナ社会へのビジネス創造(8)超大学構想
近年、地方の大学に企業が出資して行う寄付講座や共同研究プロジェクトが立ち上がっている。学生はそこで、科学技術の実用化に向けて主体的に関わることが可能になってきている。学生がイノベーションの中核となり、科学に情理や物語が加わると社会は動くという。(2018年12月12日JBC日本ビジネス協会朝食会講演「プラチナ社会へのビジネス創造」より、全8話中第8話)